9月29日に開催された中村茂第七世名人就位式・連珠命名120周年式典で、 中村茂名人と神谷俊介挑戦者が5番勝負に臨む決意を表明してくれました。 その内容を紹介します。
岡部司会:では中村名人の方から決意をお願いします。
中村名人:
第7世名人には推戴されましたけれど、私、現役の名人でございます。
今回神谷八段の挑戦を受ける立場でございますが、
神谷八段といえば8月の世界選手権で3位、世界選手権の銅メダリストでございます。
メダリスト相手にですので、私が逆に胸を借りる立場になると思いますが、
頑張りたいと思います。(拍手)
ただ、先ほど申し上げましたようにですね(*)、
世代交代は一応希望しておりますから、
相手に頑張って下さいの一言ぐらいは言っておきましょう。(笑、拍手)
岡部司会:では続きまして神谷挑戦者の方からお願いいたします。
神谷八段:
今期の名人戦挑戦手合いで中村名人への挑戦を頑張る、
頑張る神谷八段でございます。(笑)
中村名人は、私が連珠を始めたずっと前から
ずっと強くて、私の憧れの存在でもありました。(生まれる前から…の声)
生まれる前からずっとです。
さて、挑戦者として中村名人に挑戦するのは人生で2回目となります。
前回はあっという間に負けてしまいましたので、
今回は、あっという間に勝とうと思います、(拍手)
くらいの(笑)、くらいの意気込みで臨もうと考えております。
以上となります。(拍手)
岡部司会:ありがとうございました。第1局は10月26日の土曜日ですね。 江東区文化センターで行われますのでぜひご観戦にお越し頂ければと思います。 どうもありがとうございました。(2人が退場しようとするが…) 握手をなさいます?拒否?(2人は壇中央に戻り、固く握手) 本当に拒否したらどうしようかと思いました。(笑)
(*) 第7世名人祝賀式での挨拶の中で述べられている。